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【なぜ?】スポーツ指導者と合わない最大の理由と対処法

スポーツ現場で「コーチと合わないからチームを辞めた」という話をよく聞きます。

人間同士のことなので、合う、合わないが生じることは自然なことではありますが、それが引き金となり子供がスポーツ自体から離れてしまうことは問題です。

どんな理由があるにせよ、大人である指導者側がこれらの問題と真摯に向き合わなければなりません。

今回は、スポーツ指導者と合わない最大の理由と対処法について書いていきます。

指導者と合わない理由は共通している

指導者と合わない理由には、ある一定の傾向があります。

多くは以下のような理由です。

  • 指導者が自分の考え方を選手に押しつける
  • 指導者が特定の子供を贔屓する
  • いつも同じ練習ばかりをする
  • 過度な叱責、体罰

もちろん、原因の全てが指導者側にあるケースばかりではありません。

単に子供が「自分に優しくしてくれたかどうか」で判断するようなことも多いですが、ここで考えたいのは、指導者側がどのように変化をするべきかと言うことです。

 

すべては自分の責任であるという覚悟

 

  • 「子供の態度が悪い」
  • 「言うことを素直に聞かない」
  • 「親の躾がなっていない」

指導者から様々な言葉を聞きますが、これら全ては言い訳になります。
指導者自身に魅力や引き出しがあれば、子供の反応は変わってきます。

大人が注意した時だけやろうとするのは、怒られたくないだけなのです。

本当に大事なことは、子供自身が気づいたときに彼ら自身の身になることを指導者が理解し、色んな角度からのアプローチを試みて、忍耐強く我慢することです。

 

「チームを運営していく中で、結果が必要だ。やる気がない選手にかまっていられない」

という言葉もよく耳にしますが、これも同様で、今行っている指導が全て結果に繋がっている訳ではありません。

叱責せず、一人一人の言葉や反応に寄り添い、毎日創意工夫のある練習を一度でも継続してやってみたことはありますか?
実はその方が目覚ましい結果に繋がる可能性があることを、想像したことはありますか?

それが結果的に子供たちの成長や幸せにつながり、最後はサッカークラブの財産になるのです。指導者に必要なのは、これら全てが自分の責任だという「覚悟」だけです。

 

「コーチと合わないからチームを辞める」ということを防ぐために

 

コーチと合わないからチームを辞めるという、可哀想な子供を一人でも減らすために、保護者の方々にも以下の点について知っていてもらいたいです。

「うちの子には厳しく指導してください」と言う言葉もよく耳にするが、

 

決して「良い指導=厳しい指導」でも、「厳しい指導=勝てる、上手くなる」わけでもありません。

 

厳しい指導や叱責は、ある一定の成果までは必ず出るという研究もあります。

軍隊などを育てるプログラムには緊張や恐怖が主な内容の厳しい指導によって、命令に正しく従事することに長けた人を生みます。

ただ、子供や選手は軍隊ではありません。

戦争に行く訳でもなく、楽しむためにスポーツを行い、結果として実力が身についた子供がプロ選手に成長していきます。
軍隊的な指導は、子供の創造力や表現力を奪うことも明らかになっています。

厳しさだけが良い指導でないのはそのためです。

まずは、指導者が過度な叱責や必要以上の緊張感を作り出していないかどうか、ここが見極めのポイントです。

指導者自身のために勝利を優先し、軍隊的なプログラムを実行しているケースは非常に多いです。

子供たちが伸び伸びと自分を表現し、プレーの中や自分自身に厳しさを持って取り組んでいるかどうかをみて下さい。

指導者が温かく見守っているかどうかがヒントになるでしょう。

また、同じ練習ばかりを繰り返していたり、特定の子供とばかり話をしていたりする指導者も要注意です。

可能であるならば数回は事前に練習を見学に行くことが大事です。

保護者の前ではうまく取り繕い、蓋を開けてみたら大声を張り上げて怒鳴り散らすような指導者もいるため、話をするだけではわからないことが、練習見学の中では見えてきます。

 

【なぜ?】スポーツ指導者と合わない最大の理由と対処法 まとめ

今回は、スポーツ現場でよく生じる『指導者と合わない』という問題について書きました。

指導者は、結果を追い求めすぎず、目の前の子どもたちに対して覚悟を持って指導をすることが大切であり、保護者は子どもを放任せず、スポーツ現場の指導を自らの目で確認し、判断することが大切になってくるでしょう!

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