【必読】スポーツ指導者が持っておきたい3つの資格！

2022.03.28

日本サッカー協会を中心とした、指導者ライセンス制度は、スポーツ界全体に大きな影響を及ぼしてきました。

ライセンス制度は、現役を引退した元プロ選手に限らず、競技を経験したことがない人にまで門戸が開かれ、

草の根からトッププロのレベルまで、カテゴリー別に学習カリキュラムや指導実践プログラムが組まれています。

サッカーでは、D級ライセンスから、トッププロの監督ができるS級ライセンスまで5段階に分けられ、それぞれに受講資格や期間などが設けられています。
A級やS級に近づくほど、受講人数や受講資格に厳しい制約が設けられており、順番待ちや推薦や実績の必要性、多大な費用がかかることなどから、資格の取得条件の難易度の高さが問題視されていることも、しばしば話題にのぼります。
C級までは間口が広いライセンスではあるが、B級以上になると、なかなか簡単に取得することができない中で、我々指導者はどのように考えていくべきでしょうか？

今回は、スポーツ指導者が持っておきたい資格について書いていきます。

指導者が取得しておきたい3つの資格

指導者ライセンスはなかなか取得できないが、できるかぎり競技力の高いレベルで指導がしたいと思っている指導者も多いのではないでしょうか？

今回はそういった方々に向けて、3つのアイデアを提案してみたいと思います。

① 教員免許　指導者が取得しておきたい3つの資格

プロの世界に身を置くにしても、教員免許を持っているか否かでは安心感が違います。

来年にはチームがないかもしれない状況で、教員免許という資格がもたらしてくれる力は非常に大きいです。
教員採用試験に受かるのが難しくとも、非常勤講師であれば現在でも募集は多いです。

塾の講師や家庭教師を行う際も、教員免許が説得力になる場合も多々あります。

部活動で指導者をしたい人であれば、なおさら教員免許は必要です。
プロの世界に身を置いた経験を持つ人が、教員免許があるおかげで私立高校に引き抜かれるというケースはよくあることです。

さらに言えば、修士や博士課程を卒業すれば、大学で指導や授業をするという選択肢も出てきます。

教員や講義をできる資格は指導者の経験との相性が非常に良いです。

② 語学に関する資格　指導者が取得しておきたい3つの資格

母国語以外の言語に関する資格を持つだけで、日本国内では少数派になることができます。

スポーツ業界は競技面では世界と繋がっている場面は多いですが、実務や指導現場ではまだまだ人材不足が現状です。
通訳だけに限らず、最近では海外の指導方法に関するレクチャーや資料をまとめられることも多くの場面で求められます。

語学に関する資格を持つだけで、そうした仕事が任されるケースは多いです。
特に英語や欧州、南米の言葉を扱えると、サッカー現場で重宝されるでしょう。

③ 体に関する資格　指導者が取得しておきたい3つの資格

サッカーの指導者に限ったことではないが、競技に関する知識は豊富でも、身体に関する知識は不足しているケースは非常に多いです。
フィジカルのトレーニングはフィジカルコーチやトレーナー任せであり、指導者自身はノータッチというシーンをよく見かけますが、指導者がフィジカルトレーニングを作成し、指導することができれば市場価値は高まります。

つまりは、身体に関する勉強をすることや関連の資格を取得するだけで、他の指導者にないものを身につけられると言い換えることができます。

特におすすめしたいのが、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格であるCSCS（認定ストレングス＆コンディショニングスペシャリスト）やNSCA-CPT（NSCA認定パーソナルトレーナー）です。

これらの資格を持つことで、ある一定以上のレベルにおいて身体の勉強を履修したことを示すことができます。資格を持つと、フィジカルコーチやトレーナーとも、より密にトレーニングの計画を立てることや、自分自身の考えの深いところを伝えることができるでしょう。そうした知識を持つ指導者を欲するチームは非常に多いです。