サッカー指導者のインタビューで心が動かされる理由とは?
青森山田の圧倒的な勝利で幕を閉じたサッカー選手権。
名将黒田監督のインタビューは今年も沢山のメディアに取り上げられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/42cd59b598305e6e7fb8ca4f79a45c8fcde4cb8f>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c6973119db9ef7409f610d1f9849024e946520
昨今、サッカー指導者のインタビュー記事がネット上で多く見られますが、心が動かされる記事とそうでない記事の違いはなんなのでしょうか?
勝利インタビューをテレビで見ていても、インタビューでの受け答えが上手い人と下手な人ははっきりと分かれます。
今回は、心を動かすインタビューにはどんな特徴があるのかを考えていきます!
サッカー指導者のインタビューにはストーリーがある
有名な指導者のインタビュー記事を読んでいると、独特な言い回しや、整理された考え方を目にする機会が多くあると思います。
ライターや出版社の編集だとの主張はあるかもしれないが、それだけではありません。
有名になったり、結果を出したりするにはそれなりの理由があります。
それでは、なぜ心を動かされるのでしょうか?
多くの名指導者に共通するのは、インタビューをしたくなるような「ストーリー」があることです。
その人自身のストーリーは、目の前の仕事をこなしているだけでは、出来上がっていくことは決してありません。
常に目の前の選手たちに良いものを提供しようという姿勢を持つこと、
そして考えるだけでなく、仮説検証を繰り返し行動していく過程こそがその人オリジナルのストーリーを作り出すのです。
自分がインタビューを受けたら何を話すか?
今の自分自身に問いかけてみてください。
もし仮に、明日突然インタビューの依頼があったとして、あなたは何を話せますか?
そのインタビューは、読む人にとって価値のあるものでしょうか?
もしその自信がないのであれば、今目の前にいる選手たちも、同じような気持ちであなたの話を聞いている可能性があります。
意図や計画性がなく、目の前のことに反応していくだけの語りでは、心に響きません。
人の心を動かすためには、準備と熱意が必要なのです。
またベストセラー本となった「嫌われる勇気」では、
『自分に最も価値があると感じるときは、他者に貢献していると感じられる時だ』
と書かれています。
サッカー指導者に最も価値がある状態とは、教えている選手を本気で指導している瞬間です。
インタビューを受けること自体は目的ではなく、自らの価値を高めて、日常の中でストーリーが描かれていっているかどうかを振り返ることが重要なのです。
あなたはインタビューができますか?
もう一つ重要なことは、ほかの人や選手に対して、あなたはインタビューができるかということです。
なぜ?と思うかもしれませんが、サッカー指導者は自分の話をすることが好きな人が多いです。
相手の話を聞いているはずが、ついつい喋りすぎてしまう人も多いでしょう。
つまり、相手の話を聞いて、相手のことを考えて質問や話を展開していくことができる人は、
普段の練習の中でも、自分の指導を客観的にみてアップデートしていったり、自分の感覚だけでなく、選手の意見や状態を把握した上で、指導をしたりすることができます。
選手や指導者に対して、話を引き出しながら1時間のインタビューを実施できるのか? 自分の心に問いかけてみましょう!
サッカー指導者のインタビューで心が動かされる理由とは? まとめ
インタビューをされるような魅力ある人は、目に見えた成果をあげている人が多いのは事実です。
そして彼らに共通しているのは、非常に考え方が整理され、それを実行し、指導の中にストーリーを作っている点です。
インタビューをされること、インタビューをすることを想像しながら毎日を過ごしていけば、
指導者としての新たな学びに繋がり、やがてインタビューされるような大きな成果を残すことに繋がっていくでしょう!