海外サッカー留学前にやるべきこと-スペイン編-
海外で活躍する選手が増えている影響もあり、高校もしくは大学卒業後に海外へとプレーする場を求める人が多くなっています。
では、実際に海外留学をするためには何から始めれば良いのでしょうか。
今回はスペインへサッカー留学を考えている方に渡航前にやるべきことを紹介したいと思います。
期間を決める- ビザの有無の決定 –
目的によって留学の期間が異なってくると思います。留学期間によって手続きが変わりますのでチェックしましょう。
留学をする際にはビザが必要になります。
海外に行く経験があまりない方は「そもそもビザとは?」などの疑問を持つかと思います。
ビザとは渡航先の国に事前に申請し、審査を経て発行される「入国許可証」のようなものです。
滞在期間によってはビザが免除されている国も数多くあります。
今回紹介するスペインは90日以内の留学であればビザは不要になります。
以下にビザが必要な期間をまとめておきます。
- 90日以内の留学:ビザの申請不要
- 91日-180日:短期学生ビザの申請必要
- 181日以上:長期学生ビザの申請必要
「ビザ」の申請
さて、留学期間が決まったらビザの申請手続きを開始しなくてはいけません。
多くの場合「学生ビザ」と「ワーキングホリデービザ」を取得し留学をすることになると思います。今回は学生ビザのことについて説明していきます。
上述したように90日以内の留学であれば特にビザを申請する必要はありません。
90日よりも多く滞在する場合はビザが必要になってきます。
また、学生ビザの手続きにおいても3ヶ月−6ヶ月の短期学生ビザ、6ヶ月以上の長期学生ビザによって少し内容が異なります。
以下に短期と長期留学に必要な書類についてまとめておきます。
【短期・長期ビザ申請において必要書類】
- 査証申請書
- 顔写真
- パスポートとコピー
- 滞在目的を証明する書類(入学許可書など)
- 海外旅行保険
- 宿泊証明書
- 経済能力証明書
- 航空券の予約確認書
- 渡航同意書 ※申請者が18歳未満の場合
さらに長期学生ビザであれば以下の書類が必要になります。
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
ビザの内容については変更がある場合がありますので、ビザを申請する前には最新の情報をスペイン大使館のホームページなどを参照にしてください。
また、郵送での手続きはできませんので必要書類を持って大使館に本人が出頭する必要があります。
学校や宿泊先の選択
ビザ申請には学校の入学許可書が必要です。
マドリードやバルセロナなどの大都市であれば、現地の語学学校のWebサイトで日本語表記をしてくれている学校もあります。
そこから直接入学の申し込みをすることもできます。申込を済ませたら入学許可書を取得しましょう。
また、滞在中の宿泊が用意されていることを証明する書類が必要になります。
学校が提携している場所などの紹介などがありますので、学校発行の宿泊証明を取得してください。
賃貸契約の場合は、契約書の原本とコピーを1部用意しましょう。
家族や友人の家なのが宿泊先の場合は現地スペインで滞在を受け入れる方からの招聘状(しょうへいじょう)というものが必要になります。招聘状を申請するには、「公証人(Notario)」を通して取得します。
語学学校が提携している宿泊施設や語学学校から紹介されたアパートなどの契約書提出だけで済みますが、現地の方と住むとなると色々手続きが必要になってきます。
経済能力証明書 -留学支度費用はどのくらい?-
日本からの往復の経費と月額 537.84 ユーロ相当額以上(宿泊費も含まれる)の スペインでの滞在費を証明するものが必要です。
銀行口座の残高証明書などを提出する必要があります。レートによって変わりますが、1ヶ月6万円近くと航空券分の金額が必要になります。
また、留学中での生活費ももちろん必要になりますので最低でも100万円は準備しておく必要があります。
海外サッカー留学前にやるべきこと-スペイン編-
まとめ
スペインへサッカー留学をするための準備を大まかにまとめてみました。
手続きには最低でも2ヶ月はかかります。
また、留学の準備は思わぬかたちで遅れをとってしまうこともあります。
留学準備・留学中の生活費を稼ぐことであっという間に時間が経ってしまいます。スペインへの留学を決断したら、準備はなるべく早くとりかかるようにしましょう!
素早い行動が留学への第一歩です。