【海外サッカー留学をする前に知っておきたい事 スペイン編 ①】
近年、プロアマ問わず海外でプレーする日本人選手が増えており、以前に比べて ”海外でサッカーをする”ということが珍しくなくなってきています。
サッカーの本場 ”スペイン” でも、現在多くの選手や指導者、そしてサッカーに関わる仕事をしている人が日本からやってきています。
そこで今回は「スペインでのサッカー留学」について事前に知っておきたいことを
スペインでプレー経験のある筆者の実体験を踏まえて紹介していきます。
そもそもスペインてどんな国?言語は?
スペインは、人口約4,708万人の南ヨーロッパのイベリア半島に位置する国で
首都はサッカーでもお馴染みのマドリード。公用語はスペイン語です。
季節は日本と同じく四季があり、大きな違いはありません。
言語については、観光都市など外国人の多い地域では、英語が通じるかもしれませんが
筆者の経験上、スペインで生活をするならば英語を覚えるよりスペイン語を覚える事がマストです。
私が想像していた以上にスペイン人が英語を話さないということもありますが
単純に、スペインではスペイン語を話せた方がスペイン人に受け入れられるからです。
スペイン人は気さくで話す事が好きでなので、スペイン語でコミュニケーションを取れれば
彼らとの距離もグッと縮まり、信頼関係も築きやすくなります。
スペインサッカーってどうなってるの?【育成カテゴリー】
近年、スペインへ海外サッカー留学している育成年代の選手を目にする事が増えました。
今回は、スペインサッカーの育成年代のカテゴリーの分類を簡単に紹介します。
育成年代
● Prebenjamin(プレベンハミン) 【7人制サッカー】
7歳から8歳までのカテゴリーで、日本では小学1年生と2年生年代にあたります。
● Benjamin(ベンハミン) 【7人制サッカー】
9歳から10歳までのカテゴリーで、日本では小学3年生と4年生年代にあたります。
● Alevin(アレビン) 【7人制サッカー】※地域によってはこの年代から11人制サッカー
11歳から12歳までのカテゴリーで、日本では小学5年生と6年生年代にあたります。
● Infantil(インファンティル) 【11人制サッカー】
13歳から14歳までのカテゴリーで、日本では中学1年生と2年生年代にあたります。
● Cadete(カデーテ) 【11人制サッカー】
15歳から16歳までのカテゴリーで、日本では中学3年生と高校1年生年代にあたります。
(※スペインの場合、中学3年生と4年生年代にあたります)
● Juvenil(フベニール) 【11人制サッカー】
17歳から19歳までのカテゴリーで、日本では高校2年生から大学1年生年代にあたります。
(スペインの場合、高校1年生から大学1年生にあたります)この年代だけ3年間あります。
Juvenil(フベニール)年代を終えるとともに育成年代卒業となり、プロもしくはアマチュア選手として年齢関係なくプレーし始めることになります。
基本的にスペインのクラブはグラウンドを所有しており、育成年代の選手も人工芝のグラウンドで練習をしています。
育成年代を終えた選手は、それまでプレーしていたクラブのトップチームと契約をしてプロ、もしくはアマチュア1年目としてプレーし始める選手もいれば、他クラブのトップチームと契約をしてプレーし始める選手と様々です。
【海外サッカー留学をする前に知っておきたい事 スペイン編 ①】 まとめ
スペインでプレーしたい、指導したいとなると、やはりスペイン語を覚えることは
必要不可欠と言っていいでしょう。プロクラブなど、外国人の多いクラブでは英語が通じる、
監督が英語で指導をする、といったこともあるかもしれませんが、どちらにせよスペイン語の習得はマストです。
スペイン語でコミュニケーションが取れるようになれば、選手としても指導者としても大きくプラスに働くので、しっかりスペイン語を覚えましょう。
また、日本とはちょっと違ったスペインサッカーの育成年代のカテゴリーの分類についても簡単に紹介しましたが、
次回は育成年代の選手がスペインへサッカー留学する際の問題やプロ・アマカテゴリーについて海外サッカー留学をする前に
知っておきたい事について紹介します。