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サッカー指導者に必要なライセンスとは?

先日、サッカー日本代表が開催国を除き最速でワールドカップ出場を決めましたね。

そういった影響もありテレビなどでサッカーを見る機会も増えているのではないでしょうか。

日本代表の森保監督をはじめ日本にも多くの素晴らしい監督がいます。

では日本で監督という仕事をするにはどうすれば良いのでしょうか。

結論を言えば、資格がなくても監督はできます。

しかし指導者をするには正しい知識が必要です。

日本には日本サッカー協会(JFA)が発行する公式ライセンスを取得するのが指導者の第一歩と言われており、子どもから大人まで、サッカーの楽しさを伝えるための必須資格です。

本記事では、キッズリーダーからD、C、B、A、Sライセンスまで、それぞれのライセンスの特徴や取得方法、講習会の内容、費用などについて解説します。

サッカー指導者に必要なライセンスとは?

1. JFAライセンスの種類と特徴

JFA(日本サッカー協会)が提供する指導者ライセンスは、指導対象年齢や指導レベルによっていくつかの種類に分かれています。

それぞれのライセンスの特徴を理解し、自身の目標に合ったライセンス取得を目指しましょう。大きく分けて、キッズリーダーDライセンスCライセンスBライセンスAライセンスSライセンスの6種類があります。

このうち、キッズリーダーはサッカー未経験者や、これからサッカーに関わっていきたいと考えている方におすすめのライセンスです。

Dライセンスは、サッカーの指導経験がない方でも取得できる、指導者としての入門的なライセンスです。

Cライセンスは、より専門的な知識と指導技術を学びたい方におすすめのライセンスです。

Bライセンスは、指導者としてさらにレベルアップを目指したい方におすすめのライセンスです。

Aライセンスは、プロサッカークラブの監督やコーチを目指す方のためのライセンスです。

Sライセンスは、Jリーグの監督を目指す方には必須で取得しなければならないライセンスです。つまりJリーグの監督はすべてこのSライセンス及びこれと同等の海外のライセンスを取得しているということです

1. キッズリーダーでサッカーの楽しさを伝えよう!

キッズリーダーは、サッカーの楽しさを子供たちに伝えるためのライセンスです。未経験者や初心者でも取得しやすい内容となっており、サッカーの指導経験がない方でも安心して受講できます。

キッズリーダーの役割

主に幼児~小学校低学年年代の子供たちを対象に、サッカーの楽しさを伝えることがキッズリーダーの役割です。技術指導だけでなく、遊びを通して運動能力の向上や協調性を育むことも重要になります。

講習会の内容と費用

講習会では、実技と講義を通して、子供たちにサッカーの楽しさを伝えるための指導方法を学びます。費用は、各都道府県サッカー協会によって異なりますが、おおむね1万円前後です。

取得後のサポート体制

キッズリーダー取得後は、各都道府県サッカー協会が開催する研修会や、JFAが提供するオンライン学習コンテンツなどを利用して、スキルアップを図ることができます。

2. Dライセンスで指導者としての第一歩を踏み出そう!

Dライセンスは、サッカー指導者としての第一歩となるライセンスです。サッカー経験の有無に関わらず、1日で取得可能です。

Dライセンスでできること

Dライセンスを取得することで、小学校年代のサッカーチームのアシスタントコーチや、サッカースクールのコーチなどを務めることができます。

講習会の実技と座学

講習会では、実技と座学を通して、サッカーの基礎知識や指導技術を学びます。実技では、基本的な技術練習やゲーム形式の練習などを行います。座学では、サッカーのルールや戦術、指導方法などを学びます。

Dライセンス取得後の展望

Dライセンス取得後は、Cライセンスの取得を目指したり、地域クラブやサッカースクールで指導経験を積むことができます。

3. Cライセンスでさらに高度な指導を目指そう!

Cライセンスは、Dライセンスよりもさらに高度な指導を目指すためのライセンスです。より深くサッカーを理解し、選手育成に貢献したい方におすすめです。

Cライセンス取得のメリット

Cライセンスを取得することで、中学校年代以下のサッカーチームの監督やコーチを務めることができます。また、より高度な指導技術を身につけることで、選手育成により深く関わることができます。

講習会の詳細とスケジュール

Cライセンス講習会は、複数日にわたって開催されます。講習内容には、実技、講義、グループワークなどが含まれます。スケジュールや費用は、各都道府県サッカー協会によって異なります。

Cライセンス取得後の活動の場

Cライセンス取得後は、中学校年代以下のサッカーチームの監督やコーチ、ジュニアユースチームのコーチ、地域のサッカークラブの指導者など、幅広い活動の場があります。

4. Bライセンスで指導者としての専門性を高めよう!

Bライセンスは、指導者としての専門性を高めるためのライセンスです。指導者としてさらにステップアップし、より高いレベルでサッカーに関わりたい方におすすめです。

Bライセンス取得のメリット

Bライセンスを取得することで、高校年代以下のサッカーチームの監督やコーチを務めることができます。また、Jリーグクラブの下部組織で指導者として働くことも可能です。

講習会の詳細とスケジュール

Bライセンス講習会は、Cライセンス講習会よりもさらに高度な内容となっています。講習内容には、実技、講義、グループワーク、論文作成などが含まれます。スケジュールや費用は、各都道府県サッカー協会によって異なります。

Bライセンス取得後の活動の場

Bライセンス取得後は、高校年代以下のサッカーチームの監督やコーチ、Jリーグクラブの下部組織の指導者、地域のサッカークラブの指導者など、活動の幅がさらに広がります。

5. Aライセンスでプロレベルの指導を目指そう!

Aライセンスは、プロレベルの指導を目指すためのライセンスです。Jリーグの監督やコーチ、日本代表チームのスタッフなどを目指す方におすすめです。

Aライセンス取得のメリット

Aライセンスを取得することで、Jリーグの監督やコーチを務めることができます。

また、日本代表チームのスタッフとして働くことも可能です。

講習会の詳細とスケジュール

Aライセンス講習会は、非常に高度な内容となっており、受講資格も厳しく設定されています。講習内容には、実技、講義、グループワーク、論文作成、面接などが含まれます。スケジュールや費用は、JFAによって決定されます。

Aライセンス取得後の活動の場

Aライセンス取得後は、Jリーグの監督やコーチ、日本代表チームのスタッフなど、プロレベルの指導者として活躍できます。

6. SライセンスでJリーグの監督を目指そう!

Sライセンスは、Jリーグの監督を目指すための最上位ライセンスです。Jリーグの監督として、チームを勝利に導くための高度な知識と指導技術を習得します。

Sライセンス取得のメリット

Sライセンスを取得することで、Jリーグの監督を務めることができます。

講習会の詳細とスケジュール

Sライセンス講習会は、Aライセンス取得者の中でも、選抜された者だけが受講できます。講習内容は、JFAによって決定されます。

Sライセンス取得後の活動の場

Sライセンス取得後は、Jリーグの監督として活躍できます。

ライセンス 対象年齢 受講資格 講習期間
キッズリーダー 幼児~小学校低学年 満15歳以上 1日
Dライセンス 小学校年代 満15歳以上 1日
Cライセンス 中学校年代以下 Dライセンス取得後、実務経験1年以上 8日間程度
Bライセンス 高校年代以下 Cライセンス取得後、実務経験2年以上 複数回にわたる講習および実習
Aライセンス プロ・ユース年代 Bライセンス取得後、実務経験3年以上 複数回にわたる講習および実習
Sライセンス Jリーグ Aライセンス取得後、実務経験3年以上等 複数回にわたる講習および実習

サッカー指導者に必要なライセンス | まとめ

本記事ではJFA(日本サッカー協会)が主催するサッカー指導者ライセンス講習会について、キッズリーダー、Dライセンス、Cライセンスの種類別になどを解説しました。

それぞれのライセンスは、指導できる対象年齢や役割が異なり、段階的にステップアップしていくシステムです。

選手経験や指導経験の有無に関わらず、サッカーの指導に興味のある方なら誰でも受講可能です。

もちろん資格を保持していなくても指導者はできますが、持っていなければプロクラブなどで働くことは厳しそうですね。

 

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