サッカーJ1のトレンド戦術②

先日、最近のJリーグのトレンドでもある3バックについての基礎知識とメリットについて解説しました。
合わせて読む サッカーJ1のトレンド戦術①:3バックシステムのメリット
今回は3バックのデメリットについて解説しますが、3バックシステムのメリット・デメリットを知ることで、試合展開の予測やチーム戦略の理解が深まり、サッカーがさらに面白くなるでしょう。
3バックシステムのデメリット
メリットが目立つ3バックシステムですが、もちろんデメリットも存在します。現代サッカーにおいては、どのフォーメーションにも弱点があり、3バックも例外ではありません。デメリットを理解し、適切な対策を講じることで、より効果的にこのシステムを活用することが可能になります。
1. 守備面でのデメリット
守備面では、いくつかの弱点が存在します。特に注意が必要なのは、カウンター攻撃への脆さと、ハイライン維持の難しさです。
1.1 カウンター攻撃への脆さ
3バックシステムは、両サイドのスペースをウイングバックがカバーするため、カウンター攻撃を受けると、ウイングバックが戻るまでに広いスペースが空いてしまう可能性があります。特に、サイドチェンジを素早く行われると、対応が遅れ、失点の危険性が高まります。また、中央の守備人数が少ないため、中央を突破されるリスクも抱えています。相手の速攻に対応するためには、中盤の選手の素早い帰陣と、コンパクトな陣形維持が不可欠です。
1.2 ハイライン維持の難しさ
3バックシステムは、ハイラインを維持することで、コンパクトな陣形を保ち、相手の攻撃を阻止しやすくなります。しかし、ハイラインの裏のスペースを狙われるリスクも高まります。裏へのロングボールやスルーパスに対応するためには、DFラインのコントロールとGKとの連携が重要です。特に、オフサイドトラップの精度を高めることで、リスクを軽減できます。しかし、オフサイドトラップの失敗は、決定的な失点に直結するため、高度な連携と判断力が求められます。
2. 攻撃面でのデメリット
攻撃面でも、いくつかの課題が存在します。特に、中央攻撃の停滞とウイングバックの負担増加は、3バックシステムを採用する上で考慮すべき点です。
2.1 中央攻撃の停滞
3バックシステムは、サイド攻撃に強みを発揮する一方、中央攻撃が停滞しやすいというデメリットがあります。中央の攻撃人数が少ないため、厚みのある攻撃を展開することが難しく、中央突破は容易ではありません。中央の攻撃を活性化するためには、中盤の選手の飛び出しや、ウイングバックとの連携が重要になります。また、サイド攻撃からのクロスを効果的に活用することで、中央での得点機会を増やすことも可能です。
2.2 ウイングバックの負担増加
3バックシステムにおいて、ウイングバックは攻撃と守備の両面で重要な役割を担います。そのため、運動量とスタミナが求められ、負担が大きくなりやすいです。ウイングバックの負担を軽減するためには、中盤の選手のサポートや、効果的な選手交代が重要です。また、戦術的な工夫によって、ウイングバックの運動量を最小限に抑えることも必要です。
| デメリット | 守備 | 攻撃 |
|---|---|---|
| カウンター攻撃 | サイドチェンジへの対応、中央突破のリスク増加 | |
| ハイライン維持 | 裏へのロングボール、スルーパスへの対応 | |
| 中央攻撃の停滞 | 厚みのある攻撃の難しさ、中央突破の難しさ | |
| ウイングバックの負担増加 | 運動量、スタミナ不足によるパフォーマンス低下 |
これらのデメリットを克服するためには、SPAIAのようなサイトで戦術分析を深め、自チームの特徴に最適な対策を講じることが重要です。
適切なトレーニングや選手起用、そして試合中の的確な指示によって、3バックシステムの弱点を補い、そのメリットを最大限に活かすことが可能になります。
3バックシステムは、現代サッカーにおいて非常に有効な戦術ですが、そのデメリットを理解し、適切に対処することで、より大きな効果を発揮することができます。
3バックシステムのデメリット | まとめ
今回は前回に引き続き今トレンドの3バックについて、特にそのデメリットについて解説しました。
守備においては5バックへの可変による安定性向上やサイド攻撃への対応力強化といったメリットがある一方、カウンター攻撃への脆さやハイライン維持の難しや中央攻撃の停滞やウイングバックの負担増加といったデメリットも挙げられます。
近年、J1での採用が増加している3バックシステムですが、一概に優れているとは言えず、状況に応じた使い分けが重要と言えるでしょう。